Node.js 24.21.0「Krypton」LTSが2026年9月8日付で公開されました。暗号関連の更新や新機能、ヒストグラムやネットワーク処理の改善を中心に、主な変更点を紹介します。

- Node.js 24.21.0「Krypton」はLTS版として2026年9月8日付で公開
- ルート証明書をNSS 3.126へ更新し、OpenSSLを3.5.8へアップデート
- STOREローダーを通じた秘密鍵の読み込みに対応
- ヒストグラム実装とnet.BlockListのパフォーマンスを改善
- perf_hooksのヒストグラムに統計的仮説検定を追加
- 例外を投げないMIMEType.parseを追加
- Undiciを7.29.1へ更新
Node.js 24.21.0「Krypton」LTS
Node.js 24.21.0「Krypton」LTSが、2026年9月8日付で公開されました。リリース情報では、暗号関連の依存関係更新や秘密鍵の読み込み機能、ヒストグラム、ネットワーク、MIMEタイプ解析などの変更が挙げられています。
主な変更点
ルート証明書をNSS 3.126へ更新
cryptoでは、ルート証明書がNSS 3.126へ更新されました。
STOREローダー経由の秘密鍵読み込みに対応
cryptoに、STOREローダーを通じて秘密鍵を読み込む機能が追加されました。この変更はSEMVER-MINORとして記載されています。
コントリビューターはFilip Skokan氏です。
OpenSSLを3.5.8へ更新
依存関係では、OpenSSLのソースが3.5.8へ更新されました。あわせて、OpenSSL 3.5.8向けのアーキテクチャーファイルも更新されています。
Undiciを7.29.1へ更新
Undiciは7.29.1へ更新されました。
ヒストグラム実装を改善
libとsrcでは、ヒストグラム実装が改善されました。この変更はSEMVER-MINORに分類されています。
コントリビューターはJames M Snell氏です。
net.BlockListのパフォーマンスを改善
net.BlockListのパフォーマンスが改善されました。この変更はSEMVER-MINORです。
コントリビューターはJames M Snell氏です。
ヒストグラムに統計的仮説検定を追加
perf_hooksでは、ヒストグラムに統計的仮説検定が追加されました。この変更はSEMVER-MINORです。
コントリビューターはJames M Snell氏です。
例外を投げないMIMEType.parseを追加
utilには、例外を投げないMIMEType.parseが追加されました。こちらもSEMVER-MINORとして記載されています。
コントリビューターはJames M Snell氏です。
そのほかの変更
Node.js 24.21.0には、ほかにも修正や改善が含まれています。リリース情報に記載された変更の一部は次のとおりです。
buffer:文字列書き込み時のオフセットオーバーフローを防止buffer:切り離されたArrayBufferを空として扱うよう変更child_process:WindowsでSIGWINCHによって終了しないよう修正dns:lookupServiceのアドレスタイプを検証dns:setServers()のポート範囲を検証fs:長いプレフィックスを指定したmkdtempの境界外書き込みを修正http:長さが判明しているend()呼び出しのパフォーマンスを改善module:ディレクトリ単位で最も近い親のpackage.jsonをキャッシュsqlite:再入可能なsession.close()を防止stream:Web StreamsのホットパスにおけるPromiseの生成を削減tls:無効なALPNProtocolsで中断する代わりに例外を投げるよう変更url:WHATWG URL解析とURLSearchParamsを高速化zlib:同期Zstandard処理のpledgedSrcSizeを検証
また、Corepackは0.36.0、zlibは1.3.2.1-motley-8002e91、simdjsonは4.6.7へ更新されています。
まとめ
Node.js 24.21.0「Krypton」LTSでは、ルート証明書のNSS 3.126への更新、OpenSSL 3.5.8とUndici 7.29.1への更新が行われました。
加えて、STOREローダーによる秘密鍵の読み込み、ヒストグラムの統計的仮説検定、例外を投げないMIMEType.parseが追加されています。ヒストグラム実装やnet.BlockList、URL解析などの改善も含まれています。